執着eye5/土門熱|感想
約 4 分で読めます。
秋山颯真(28歳)|いつもかっこいい土門熱さんの陰キャは新鮮でした。ある程度「どういう作品なのか」を知ってたせいかもしれないけど「軟弱な陰キャ」の声がした。優しい男性じゃなくて、軟弱な陰キャ。
やり方は大間違いだけど、一途で重いタイプは大好きなので言ってることには共感できました。もし、正攻法だったら結構好きなキャラだったはずだよ。残念ながら、秋山さんがやってることは犯罪だからね……。
「作風が暗いからキャストトークはテンション高く来るかな!」と予想していましたが……最初から最後まで暗い。ちょっと面白かったです。
本編|A:執着eye5/土門熱
当サイトで執着eye5を話題にした記憶は一度もないのに、検索結果に載ってるようなので聴いてみました。
声の雰囲気はあまり好みじゃなかったんですけど、キャラクター自体は悪くないです。本来はそれなりに好きなキャラのはず……。
「一人に愛される方が幸せ」とか「髪の毛一本だって渡したくない」とか、そういう部分は好みでした。でも、やり方がめちゃくちゃ間違ってるんだよ。
トラックリスト
- 萍水相逢(へいすいあう)
- 魔法
- ツウカン
- 忘却のサンドリヨン
- 耽溺
- 蠧毒(とどく)
- キャストトーク
トラックタイトルが難しすぎて読めなーい!ので調べました。意味は調べてください。そういえば、サンドリヨンはシンデレラのフランス語読みだったんですね。強そうだからモビルスーツ系かと思ってた。
ささやきが多い。
「耳弱いんだ?」って普通にセクハラだよね。おそらく顔がとんでもなくよいのでしょう。(私は顔がよくても嫌です)
ヒロインは「耳が弱い」とわかってから、ときどき耳元でささやくようになる。土門さんに耳元でささやかれたい方にはうれしいのかも?
儀式のようなもの。
素敵に変身したヒロインに秋山さんから、ピアスのプレゼント。でも、ヒロインには「ピアスホールがない!」ってことで、秋山さんにお願いしてピアスホールを開けてもらうことになりました。
なんとなーくですけど、秋山さんにとって儀式のように受け止められている気がした。
今回、貫通させたのは耳たぶですけど、絶対に別の貫通のこと考えてると思うんだよね。「早く貫通するといいね……」って言い方!
絶対に卑猥なこと考えてるに決まってる(断言)。
穴をあける直前に生唾を飲むような音が入ったし、いかがわしいニュアンスだった。何を想像したんだよ。
絶対にそういうつもりで言ってたと思う!!
「早く俺たち一つになれるといいね」のニュアンスだった。聴けばわかる。
(ところでピアスホールを開けてもらうことに関しては、真っ先に「え?医師免許持ってるの?」と思った。話には関係ないことですけど)
美容師だからこその怖さ。
秋山さんが豹変したのが、髪を切ってもらうつもりで背を向けているとき。ヒロインが友達(男性含む)と花火大会に行くことを知った秋山さんの嫉妬が爆発したのがキッカケでした。
ある程度、怒鳴られることは想定していたけど、美容師には凶器を持っている怖さがあった。
背後からハサミの音がして、何もないのはわかっているけど避けたくなりました。
結構リアルな音だったと思う。単に空を切っている音じゃなくて、髪の存在を感じる音だった。ジャキンジャキンみたいな。
たっぷり!耽溺!30分!
秋山さんとしては出会った当時のイモっぽかったヒロインを、自分好みの女の子に染め上げたかったみたいです。でも、自分の手を離れて、自分ではない人間に影響されて、違う女の子になろうとしているヒロインが気に入らなかったみたいです。
「他人からの影響をリセット」を理由に、髪をめちゃくちゃに切られたり、ハサミで脅されたり、首絞められたり、バリカンで髪を刈られたりしながら、浴衣のひもで拘束されてたっぷり30分愛されます。
必死で早口でねっちょりした愉快そうな喋り方がしっかり気持ち悪かったです。
胸糞の悪さはあまりなかった。
秋山さんがヒロインに対してやったことは性的暴行・暴力に違いないし、やり方は絶対に間違っている。でも、ヒロインに対してあんまり「かわいそう」って気持ちがわかなかったんですよねー。
ヒロインがSNSに逐一なんでもあげちゃう女の子だったので「落ち度あるよ」って思ってしまった。
私は「ネット上に写真をあげてはいけません」世代なので、自分含め誰かの写真をネットに上げることがないし、思うことすらないんですよね。だから本人の不注意としか思えない。
他人にあげられていたとしたら、同情したかもしれませんけど……SNSの使い方をもっとよく考えた方がよかったね。
最後に
偶然だと思われた出会いが、本当は仕組まれていた出会いだったということでいいんでしょうか?
不穏な作品の方がストーリー性があるかもしれない。(甘々作品だと急にイチャイチャしても成立するから、気持ちが置いてけぼりになりがちなんですよね。)