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感想:ピアノフォルテ~君に奏でる甘い旋律~ 第2楽章 各務奏(CV:黒井勇)

花鏡ピアノフォルテ~君に奏でる甘い旋律~,黒井勇

約 5 分で読めます。

今作は第1楽章の彼、令音が憧れのピアニストとして挙げていた「カガミ」の息子です。
第1楽章で名前が出た時点で「いずれ出てくるんだろうな~」と思っていたら息子でした。
「自由人」って話だったから勝手に独身貴族なのかと思ってた。
それで年下【アナタ】と何かあるのかと……。違いましたね。

第1楽章もそうだったけどスキンシップが細かく複数回入ってきて1回あたりの密度が低い!
聴く側の私としては回数は1回でいいから会話から始めて30分くらいはあるのが理想。
ただ、書く側のこと考えると30分で1エピソードは難しそうですけどね。
……ちょこちょこイチャイチャシーンがあるにしても9分は短すぎないかい?

これも第1楽章と同じく彼中心で話が進みます。
聴き手は【アナタ】のつもりで聴くと不思議なことになります。

幼馴染設定なのにイラストの彼「気が強い女だな。俺は嫌いじゃないぜ」みたいな顔してない?

ピアノフォルテ~君に奏でる甘い旋律~ 第2楽章 各務奏(CV:黒井勇)

各務奏について

「俺にとったら子どものお前も今のお前も変わらない」

トラック3:「再びつながる心と身体」

同棲中の恋人兼幼なじみ。父の背中を追いかけてプロになる夢があったが挫折。今はレストランでピアノ弾きのバイト中。
自分にとって都合の悪い話になるとすぐエロい雰囲気にもっていくのはどうかと思うよ!

  • 一人称:「俺」
  • 二人称:「お前」

感想

すれ違う心

ピアノを演奏する昔の奏の映像を見ている【アナタ】です。また見てる、と奏が言っているので……嫌味と思われても仕方ないね。
奏は昔の評価されていたころの演奏ができずにレストランでピアノ演奏のバイト中。社員に誘われているのでそのまま就職して【アナタ】との結婚を考えています。
私は奏がそれでいいって言うならいいんじゃない?って思うけど。【アナタ】としては素人なりに奏の才能を感じていて、このまま埋もれさせるのが嫌みたいですね。
諦めないように慰めの言葉をかけるんですけど、奏は話を逸らします。……そっち方向に。

「じゃあ…言葉以外で慰めてくれよ」

トラック1:「すれ違う心」

さっきそろそろバイトの時間って言わなかった?なんで注意しないの?【アナタ】も特に抵抗することなくされるがままになってる印象なんですよね。
結局は途中で止めさせるんですけど……だったら最初に強めに止めろ。私は必要性を感じなかったので入れたいがために入れられたシーンという印象が残りました。
正直、ここだけじゃなくて他のシーンもそういう印象が強かったです。

嫉妬と羨望

【アナタ】は令音のファンだとわかり嫉妬する奏。
近くにいる自分ではなく【アナタ】が令音の演奏に惹かれたのは「俺のピアノに魅力を感じないから」だそうです。
余裕がないから悪い方向に考えちゃうんだね。卑屈……。
またもや慰めの言葉をかけてくる【アナタ】にキスをして、そっち方向にもっていきます。
少し乱暴でヤケクソ感あります。大事にされてる感じはしないね。
身体に触れ始めたところで【アナタ】が泣き出して……泣くんじゃねえ。第1楽章も思ったけど【アナタ】を好きになれない。
【アナタ】いわく奏は逃げているんだと。じっくり向き合え!!ということで距離を置くことになります。

再びつながる心と身体

レストランに奏の様子を見に来た【アナタ】。距離を置いた後です。
……1週間。距離を置くってそんなに短いもんなのですね。もっと放置するのかと。
でも音楽の素人が聴いてもわかるほどの効果があったようです。

「昔の俺らしい演奏だった、か」

トラック3:「再びつながる心と身体」

1時間で描くにはテーマが大きすぎたんじゃないですかね?
どうしてもあっさり戻り過ぎた印象が否めません。まだ完全形ではないんだろうけど……。
奏が【アナタ】を見つけてハッとしたときの音声が聴こえるのも違和感。彼はステージにいて、【アナタ】は少し離れたところで聴いてるんじゃないの?
前回もこうだったし…聴き手は彼の守護霊なの?
演奏終了後、奏は【アナタ】を滞在しているホテルまで送り届けてくれて、部屋に入るなり「寂しかった」とお姫様抱っこでベッドへ。
この時点でトラック3開始から3分ほど経過しています。10分足らずのトラックなのに!
SEがあるのかないのかわからんCDもありますが、これはちゃんとあるのがわかる程度に聴こえます。今まで私が聴いた中ではかなり重めです。
それと、この2人はゴムがある世界で生きているみたい。第1楽章はどうしてなかったのか。

過去の思い出と未来への願い

奏の挫折には「実の息子を差し置いて父の弟子になった男」が関わっているんですが……次の作品の彼なんですかね?
2人のファーストキスエピソードが入りますが、それがピアノを始めるキッカケにもなっているそうです。
ピアノを始めたキッカケは話に直接関わってこないしゴッソリなくてもよかったと思うよ!

再構築

創作の世界では往々にしてあることですね。父親からタイミングよく着信あり。
実は今までも何度か着信があったのに無視していたみたいです。
【アナタ】に促されて電話に出ると、ここから数分彼と父の電話を聴かされる時間があります。
なんだこの時間。父親を通した聴き手への説明としか思えない……!
それと父親に今日は電話に出た理由と聞かれた奏の答えが不自然。

「俺が電話に出ることができたのは、こいつのおかげだよ」

トラック3:「再構築」

……テレビ電話じゃないよね?父親には見えてないんだから「あいつ」の方が自然だと思います。

願掛け

距離を置く期間は終了。【アナタ】が戻ります。また泣きます。泣くんじゃねえ。
イチャイチャが始まりそうになるんですけど、ちゃんと演奏が元に戻ってから「したい」と奏自ら言い出します。
でも、充電はしたいんだと。私は充電と言われると抱きしめ合うくらいを想像してたんですけどエロい声が聴きたくてエロい顔も見たい、と……要するに入れないだけってことね。
オアズケするんだったらそこも我慢しろと私は思った。でも【アナタ】は思わなかったみたいで奏の原動力になるならと受け入れます。
この中途半端な数分を山場に回してくれた方が聴き手としては嬉しいんですけどね……。回数じゃねえんだよ。
押し倒されるときのSEが妙に乱暴で私は好きじゃなかったです。

初めて交わるかのように

特別賞ではあるものの、コンクールで久しぶりに賞をもらった奏を一緒にお祝いします。
練習に向かう前に約束通りのイチャイチャシーン。やっぱりSEが重め。時間が短いので盛り上がりにも欠けますしタイトルのような緊張感というか初々しさは感じません。
ただ奏がセリフで「緊張する」みたいなことを言うだけです。やっぱりその……緊張感とかは間が大事になると思うのでそれなりに時間が必要だと思うよ。
10分足らずじゃどうもならんて!

君に奏でる甘い旋律

奏からピアニストとしての将来の話と改めてプロポーズがあります。ピアノ曲が入るのは前回と変わらないけど時間はだいぶ短くなりましたねー。
前の方のトラックでも曲名が出てくるんですけど、ここでも【アナタ】が好きな曲の話があるので「前の方のトラックで出た曲かな」って思ったら全く別の曲名だった。違うのかよ。

次はアイツなのか。

シリーズ物って3作くらいありますよね。次は弟子になったアイツかな……と勝手に想像してます。
第1楽章ではゴム描写はなかったと思うのですが、こちらでは2回ともしっかり出てきましたね。
何があった。ご意見でもあったのか。……ゴム描写は大事ですよね。私はとても大事です。

回数はそんなにいらないんだよな。回数あればいいってもんじゃないからね!?

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