感想:ピアノフォルテ~君に奏でる甘い旋律~ 第1楽章 有栖川令音(CV:ぱいみょん)
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ぱいみょんて。ぱいみょんって何よ。……と思って、つい買ってしまいました。
ジャケットイラストがめっちゃ気になる。オムツ感……。
シチュエーションCDって【アナタ】中心になって話が進むもんだと思うんですが、これは令音が中心の話だと感じました。
【アナタ】がいないところでの令音のセリフが聴こえ過ぎです。
今までも全くなかったわけじゃないですけど、この作品はそういう場面が多すぎ。
私は誰なのよ……!
ピアノフォルテ~君に奏でる甘い旋律~ 第1楽章 有栖川令音(CV:ぱいみょん)
有栖川令音について
「君がいなかったら俺はここにいなかった」
トラック3:「満たされる身体と寂しい心」
【アナタ】のことをマネージャーとしても恋人としてもパーフェクトだと思っている。抑揚は控えめでクールに聞こえるんですが感情の切り替えが急。
- 一人称:「俺」
- 二人称:「君」
感想
旋律はキスからはじまる
ステージに出る前の令音から成功のおまじないとしてキスをしてくれって言われるんですけど、がっつりキスしすぎだと思う。
おまじないってもっと可愛いもんだと思ってた……。もっと軽いキスであって欲しかった!
その場にいるの、2人だけじゃないはずだよね……?いたたまれないから止めろ!!
拍手で迎えられながらステージに出て演奏が始まりしばらくしたところでタイトルコールが入ります。
演奏後、マネージャーである【アナタ】から褒め言葉がもらえると今度はご褒美要求があります。
「演奏後のケアもマネージャーの仕事だろ?」
トラック1:「旋律はキスからはじまる」
その理屈はわかるんだけどトーンが本気過ぎるような……?私はもっと軽いノリでもいい気がします。
またがっつりしたキス。でも【アナタ】に制止されて不満そうなところは多少可愛げを感じました。
あれは運命の出会い
日本での初公演が終わったところみたいです。トラック1がそうだったってことかな。
令音は【アナタ】の仕事を高く評価してる様子なんですけど……私は【アナタ】に公私混同を感じるから仕事できるとは思えないんだよな。
ちゃんとしろ。……そうは言ってもそんなときもあるのはわかるんだけどさ。察して欲しいタイプっぽくて好感が持てないんですよ!
満たされる身体と寂しい心
スポンサーとのパーティーから帰って、疲れた様子の令音ですがまたパーティーでの【アナタ】の仕事を称賛します。
【アナタ】は令音の褒め言葉を素直に受け取らずに謙遜でもしたんでしょうね。
「そんなに疑うなら俺の感謝を身体に教えようか」
トラック3:「満たされる身体と寂しい心」
……なんでそうなるの。したいだけでしょそれ。
最初は令音の方がよく聞くようなセリフで【アナタ】を攻めてるんですけど、途中で謎のスイッチが入った【アナタ】が積極的になります。
全くゴムについては触れないですけど、してるのかしてないのか。職業柄その辺は計画的にしないと良くないんじゃないのかな。私は違和感あります。
終わった後、さっさと眠る【アナタ】もどうなんだ。
ひと時でも君を感じたい
先に起きた【アナタ】はさっそくスーツに着替えています。目覚めた令音がもっとゆっくりでもいいなんて言いながら【アナタ】を押し倒してくるんですけど少し怖いです。
……何?怒ってるわけじゃないんだよね?もっとイタズラのニュアンスにならなかったのかな?私は流れがスムーズと思えないです。
指の運動って理屈で【アナタ】にアレコレします。そういうCDだからってそういうシーンを入れればいいってわけではないと思うし、これから仕事ってときにマジでヤメロ。
私だったら何か始めようもんなら、ぶっ飛ばすと思います。
昂揚そして疑惑
令音は【アナタ】に褒められたくてピアノをやってるようなところがありますね。
「リハ!どう思った?」
トラック5:「昂揚そして疑惑」
【アナタ】から期待していたような褒め言葉を聞けず、モチベーションが上がらない…とガッカリした令音の態度が私は少し引っかかりました。
声がクールで抑揚が少なめで妙に冷たく感じるんですよね。残念どころか失望した、みたいな意味に聴こえました。
その後すぐ憧れのピアニストに会えるかもしれないという話を【アナタ】から聞いて急にめちゃくちゃテンションが上がります。
意外と単純なのか。……それにしても感情の起伏が激しすぎると思う。逆バンジーか。
楽屋に戻ると【アナタ】不在です。不思議がる令音に【アナタ】から連絡があり、1人で帰る令音。
道中、偶然にも【アナタ】が自分とは違う落ち着いた年上らしき男といるところを目撃します。そこそこの音量での独り言が多すぎだろ令音。明らかに聴き手への状況説明です。
ある程度は仕方ないにしても、あからさますぎるのは萎えるので聴き手としてはやめて欲しいよね。
走り出したから割って入るのかと思ったら、その場から逃げ出しました。うわあ…かっこわるい……。
嫉妬と激情
明らかにテンションが低い令音です。訝しがる【アナタ】にシャワーを促した後、1人になった部屋で嫉妬に狂いながらの独り言。状況説明!
何か言うことないのか、って令音も察して欲しいタイプなんですね。面倒くさい男~。
シャワーから出た【アナタ】をそれとなく探ってみるものの、はぐらかされて真相は闇の中……で、ピアノにあたります。
【アナタ】が部屋に入ってくると今度は【アナタ】にもあたります。
……いつの間にか令音がグチャグチャしてますけど、【アナタ】の悩みの種はどこにいったんだろうな。
真実とともに
翌朝、あたったことを謝る令音に【アナタ】から「憧れのピアニストが演奏を聴きにくる」と知らされます。
でも令音は嬉しそうにせず、またキレ散らかします。ここで「男と腕を組んでいるのを見た」と言うと、実は憧れのピアニストだったとわかります。
……自分がピアニストになるキッカケの好きでたまらない憧れのピアニストだったら、シルエットでなんとなくわからないですかね?
彼が演奏を聴きに来ることになったのも【アナタ】の計らいだそうです。そのピアニストをとっ捕まえてチケットを押し付けてきたんだって。
捕まえて縋りついてたのを腕を組んでると見間違えたってことでしょうか。……そんなやり方で仕事ができる女なのか私は疑問です。
君に奏でる甘い旋律
わだかまりが解けた後のイチャイチャなんですが、盛り上がりに欠けますね。時間も11分しかないし。
やっぱりゴムの存在はありません。ゴムはない世界なんだな!わかった!
入った後、急激にハアハアゼエゼエし出してビックリしました。さっきまでそんなんじゃなかったよね!?
必死に求められてるというか憎しみをぶつけられてるような感じだった。なにか違う……。
ピロートークらしき二言三言があり、最後はピアノで終わります。
……それ必要だった?1分もピアノに割かないで欲しい。11分しかないのに!!
似たもの同士かな
令音も【アナタ】もお互いに察して欲しいタイプだと感じたので似たもの同士なんですかね?
ともかく令音はすごく【アナタ】を信頼してるみたいなんですけど公私混同して無駄に令音を不安にさせて仕事できそうに思えないし伝わらなかったです。
……令音の声はわりと落ち着いた良い声だと思うんですけど息遣いがどうも好きになれそうにない。
必死とは違う気がするんだよな。打ち付ける音も重めだなと思ったのでそれと相まって余計怖い。えーっと……ぱいみょん頑張れ。