禁断にゃんだふる=茶トラ=/井伊筋肉|=はちわれ=/佐和真中|=三毛=/一之瀬昴|感想
約 6 分で読めます。
シリーズ全体としたら「彼の意外な一面にキュン」が狙いなんだろうとは思いますけど……好きとか嫌いとか言えるほど、彼をイメージできてない。
好きになるつもりで聴いてるから、好きにならせてほしいんだよな。(甘々系シチュ作品聴くときはいつもそう思ってます。)
個々で書けるほど何か思うことがあったわけではないので、シリーズまとめて感想を書くことにしました。まあ、購入もまとめ買いパックだったしね!!
昨今の猫ブームに乗りたかったんでしょうか。
特に不快な部分はなかったけれども、ヒロインが猫になったことによって「よかった」部分は私にはないです。
B:禁断にゃんだふるシリーズ
「ヒロインが猫に変身する」というなかなか非現実的な設定となっております。猫になる原因は噂になっている都市伝説?です。作品によって話題に出てきたり出てこなかったりするけど、全ての作品共通なんだろうね。
猫(に変身したヒロイン)と彼が戯れているところを長々聴かされ、いつの間にか人間に戻ったヒロインと軽く会話して、イチャイチャへ……。
え?待って。まだ心の準備ができてないんですが。
設定から考えると、「彼のギャップ」を楽しむストーリーであろうことは予想していました。確かにギャップがあるのはわかった。
その上で私が思ったことは「猫に接する彼を猫視点で見たところで彼を好きにはならんな」ということです。
単に猫に接する彼を猫視点で見て、知れるのは「彼が猫に接するときの顔」だけなんですよね。
「猫視点で見た彼」しか知らないから、対人間(恋人)のときにどういう人なのか、私にはわからない。(ヒロインは知り合いかもしれないけど)
イメージもできないどこかの知らないカップルのイチャつきを聴いてる状態にしかならなかったので、関心を持って聴いていられなかった。
カップリングを第三者視点で聴くこともできなかったし、感情移入して聴くこともできなかった。ずっと、聞き流すような状態でした。
猫に変身するのがヒロインなので、ほぼSE頼みで状況が分かりにくいです。
一人称は全員#俺です。
禁断にゃんだふる=茶トラ=/井伊筋肉
江藤龍吾(27歳)#あんた|不愛想で身体が大きいから怖がられがちだけど、雨の日に濡れた猫とか拾っちゃう男です。二次元でよく見るね。
=茶トラ= トラックリスト
- 猫へ変身
- 動物好きな龍吾
- 人の姿で
- 告白
- 猫助からの昇格
- ベッドじゃなくて
ヒロインが猫になって途方に暮れていた(たぶん)ところに彼が通りかかって拾われます。
冒頭からいきなりヒロインが猫なので、何が起きたのかわかりにくいです。猫の噂に関して何の説明もない。
「女」じゃなくて「女の子」って言ってくれるのは印象がよかったです。
ブラのホック外すときの「外すの苦手」は元カノの気配を感じてモヤモヤした。「不器用」って言わせるためにあったセリフみたいだけど、他の言葉じゃダメだったかなあ~??
……言うにしてもタイミングを考えてほしい。
禁断にゃんだふる=はちわれ=/佐和真中
木下千彰(29歳)#君|誰もが羨む完璧な恋人。実は猫が超苦手だったり、ゲーム好きな一面がある。
=はちわれ= トラックリスト
- 完璧なデート
- 素敵なカレとの夜
- 猫へ変身
- 新しい一面を知って
- カレの本性
- 今まで以上に
周りのイメージを守るため?に、「スパダリキャラ」を演じてるからなのか、トラック2までは少し作ったような声です。決め顔を保ちながらしゃべってる感じ。
ヒロインは完璧すぎる恋人に「引け目を感じていたんだろうなー」と思う。だから、彼の意外な一面に安心&キュンとするシーン、なんだろうとは思うけど、私は「情けねえ……」と感じただけだった。
禁断にゃんだふる=三毛=/一之瀬昴
都築巧(32歳)#お前|クールな社長。実は超猫好き。
=三毛= トラックリスト
- 猫の噂
- 猫へ変身
- 超猫好きな社長
- 社長の本音
- 両想い
- 社長との夜
- カレの家で
3作の中ではいちばん意外性がありました。
猫を見つけて、デレデレになる様子はちょっと面白かったです。これが聴きたくて買ったようなとこある。
でも、なんとなく赤ちゃん言葉に照れがあるというか、開き直りが足りないような気がするんだよな~~。もうちょっと振り切ってやってほしかった。
最後に
特典(フィフスアヴェニュー(公式)特典)も聴いたんだけど、感想と言えるほどのこと書けないので省きます。内容はそれぞれの方法で入手した猫耳カチューシャをヒロインにつけさせてイチャイチャする内容でした。
当たり前だけど、猫カフェでデートして彼の隣で猫に接する彼を見るのとは全然違うよね!
全作品で共通の「猫へ変身」なんですけど……「猫に変身」じゃないのかなーってずっと気になってます。こういう細かいこと気になるってことは楽しめなかったということに他ならないと思うのよ。