これ以上、記事が増えそうにないので「DLチャンネル」に少しずつ記事を移動しています。

感想:In the room-イン ザ ルーム-(CV:茶介)

Tunaboni Collections茶介

約 5 分で読めます。

読まないで!!

これネタバレしたら特にダメな作品です。

もしCDを聴く予定なら感想は見ない方がいいと思います。楽しみが半減しますよ!!

…さて。

「In the room-イン ザ ルーム-」といえば茶介さんの代表作!!

というのが私の認識です。あとツナボニさんの代表作でもある?

特に高評価のようなので気になってはいたんですけど……食指が動かず。

でもやっと聴きました。

茶介さんだから頼れる年上タイプかと思ってた!違うんですね!

私は茶介さんキャラなら誠二がいちばん好きです。

聴く予定なら読むのはやめよう。

この記事は茶介さん出演のシチュエーションCD「In the room-イン ザ ルーム-」の感想記事です。

トラックリスト

  1. Enter the room
  2. In the room
  3. Leave the room
  4. 忘れ去られる言葉
  5. 【分岐1】ふたりだけの部屋
  6. 【分岐2】新しい部屋

登場キャラクターについて

  • 名前:島崎誠二
  • 自分を「僕」ヒロインを「君」と呼ぶ。
  • ヒロインとは面識がない。…はずの男性。

「In the room-イン ザ ルーム-」感想

本編

う~ん……誠二の一途な愛を感じる物語?

ときめくか、と考えたら……私はときめく感じではないな。

話を追う方に神経を使いました。

冒頭。ヒロインは手配されたタクシーに乗り、男に会いに行きます。

家族が言うには「ヒロインが昔よくしてもらった男性」。でもヒロインは初対面です。

彼の名前は島崎誠二。「2人で話がしたい」とのこと。

対面した直後は優しいようですけど……部屋に誘い込んだ後はわざと酷い男であろうとしている気がしたね。

誠二が明かした本当の目的は……

「僕は君を抱くためにここに呼んだんだよ」

トラック1:「Enter the room」

えっ?

いきなり知らない男に呼び出されて抱かれるってヒロインの立場で考えたらめちゃくちゃ嫌。

でも何故だかホイホイ部屋に入るんですよ。

タイプの男だから喜んで!!

ってわけではなく。嫌がりながら受け入れます。……なんで部屋入ったの。

早速、核心に触れると……ヒロインと誠二は夫婦です。

結婚して間もなくヒロインは交通事故に遭い「誠二の記憶だけ」をなくしています。

記憶をなくしただけでなく、さらに誠二を新しく記憶できないという……。

誠二の存在はヒロインの中で完全に消えているんです。

認知しても消されてしまうんです。

だから誠二と何を話しても何をしても、誠二にどんな酷いことをされてもヒロインは誠二を忘れます。

どれくらいの期間繰り返してるのかは明らかにされないけど、誠二はずっと苦しい思いをしてるってことですね。

誠二は何故記憶がなく自分を拒絶するヒロインを抱くのか。

「自分を思い出してくれるんじゃないか」

と漠然とした希望を持っているわけではないんです。

記憶がなくても「好きだから抱きたくて抱いてた」だけなんです。

「記憶はなくても身体が覚えてるはずだ」なんて陳腐なこと言い出したら私はきっと冷めてた。

好きだからしたいって当たり前だよな。非常に明快な理由だったので納得した!!

してる間にも仄めかしてくるので記憶をなくしてるのかな…ってことはなんとな~くわかるようになってます。

詳細は誠二からの電話であきらかになるんですけど、このシーンは誠二の気持ちを考えると……つらいもんがあったな。

誠二からの電話を取ったのはヒロインなんですけど誠二が「無事に家についてよかった」と安心を伝えてもこの時点でヒロインの誠二に関する記憶はありません。

誠二と過ごしていた時刻に何をしていたか尋ねられてもヒロインは「家にいたと思う」と答えるだけ。

「泣ける」って聞いてたのですが、私がここが泣くところかな~と。

「『あなたはだれ』あれはきつかった」

トラック4:「忘れ去られる言葉」

何度も説明したけどダメだったことを笑い話でもするように話すのが…。

ヒロインに手術を受けさせる話があったみたいなんですが誠二はずっと逃げていたようです。

失敗のリスクがあるから。でも手術を受けさせると決意。

エンディングは手術成功ルートと失敗ルートで分岐します。

トラック最初に「○○ルート」っていう余計な一言が入らなくて良かったです。

以前入ってるのがあってめちゃくちゃ萎えたので…。

手術が失敗するとヒロインは全ての記憶をなくして幼児退行。

記憶を保てる時間も短くなります。

接している間にも忘れてしまうみたいなので……長くて数十分くらいになってるのかな?

そんなヒロインをふたりだけの部屋で甲斐甲斐しく世話する誠二。

もう拒絶されることはないようなので幸せなのかな。私はばぶばぶ本舗よりパパっぽさを感じました。

手術成功すると全てを思い出したヒロインと新しい部屋で新しい生活を始めます。

「よかったね」と思いつつ……腑に落ちないような気持ちもある。失くした記憶も戻るなんてハッピーエンド過ぎるような……?

特典:ターコイズ・ピアス

本編より前の出来事です。幸せな雰囲気しかないので安心して聴けるよ!

誠二って落ち着いてそうでけっこうバタバタしてるよね。あんまりしっかりしてるより可愛げがあって好き。

2人は付き合い始めて3ヶ月。ヒロインの誕生日。

ヒロインの誕生月が決まってるのってめずらしくないですか?私は初めて聴いた。

誠二は下心を持ってデートに挑んでます。

「今日って…家に帰るの遅くなってもいい感じ?」

特典:「ターコイズ・ピアス」

いい感じどころかヒロインはお泊りセット用意してるんですけどね!!

お泊り決定した後の誠二がはしゃいでてかわいい。

茶介さんの作品はあんまり聴かないんですけど今まで聴いた中でいちばん好きです。

落ち着いた大人の男性のイメージが強かったですけど誠二は無邪気な感じがする。

あとがき

話自体は嫌いではない。でも

「誠二の方に感情移入しながら聴くCDだな」

と思ったのでヒロインの気持ちになるのは私は難しかった!

でも誠二のキャラクターは好き。ちょっと無邪気な茶介さん……珍しい(と私は思った)。

第三者として2人の恋愛を見守りました。

「In the room-イン ザ ルーム-」試聴

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